活用事例

業務用ロッカー型乾燥機「Windy DRY EX」

雪や雨、汗で濡れた作業着が翌日も乾かず不快…
そんな日々の「当たり前」を変えてくれたのが家庭用電源で使える
業務用ロッカー型乾燥機「Windy DRY EX」でした

2025年06月30日


ロッカー型乾燥機

JAF群馬支部 隊長の土井淳平氏(左)。「Windy DRY EX」について隊員に聞くと、「めちゃくちゃ快適です。助かっています」との声が。

導入モデル Windy DRY 112EX
寸法 幅1,200㎜×高1,890×奥行700㎜
容量 7~15人用


JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)は、ロードサービスを提供する個人・法人合わせて2,000万人以上の会員を擁する組織。会員だけでなく会員以外からも救援要請があれば、24時間365日、天候にかかわらず全国どこでも駆け付ける、いわば「車両の救急隊」として知られています。JAFの群馬支部では1年前から業務用ロッカー型乾燥機「Windy DRY EX」の導入を検討し、3月に導入しました。今回導入の経緯と導入の効果について群馬支部ロードサービス隊の土井淳平隊長に話を聞きました。

導入の経緯

1.JAF群馬支部ロードサービス隊とは?

JAF群馬支部ロードサービス隊はこの高崎基地に加え、渋川、太田、伊勢崎の4つの拠点で構成されています。県全体では34名、高崎基地には14名のロードサービス隊員が所属しておりますが、山間部などすぐに駆け付けるのが難しい場所では地元の自動車整備工場など協業先と連携して対応にあたっています。また、現場への到着時間を鑑みて、当支部が隣接する新潟県や埼玉県、長野県、栃木県などに向かうこともあります。

高崎基地の目の前を通る国道17号線は、関越道とほぼ並行しながら豪雪地帯を通過し新潟市までつながっています。高崎市から車で1時間ほどの距離には軽井沢もあり、この地理的な背景から、観光シーズンには雪道に慣れていない車両のスタック(タイヤが路面に食いつかず、空転してしまう状態)への対応が増えます。

この地域は一日の寒暖差が大きいため、雹(ひょう)が降りやすく、夏の夕方には集中豪雨が多発するという特徴があります。

群馬県高崎市にあるJAF群馬支部。「Windy DRY EX」製造元の川上機工本社とも近いが、以前から同社と縁があり選んだ訳ではなく「偶然です。後から知って驚きました」(土井氏)という。

2.「家庭用コンセント対応」を探していた

濡れた作業着は、基本的に作業場の一角で天日干ししていました。当基地以外でもロードサービス隊は荒天時に作業する機会も多いのですが、服や靴を乾かす専用の設備はどこも整備されていないのが現状です。雪深い地域ではボイラーが備え付けられた乾燥室もあるようですが、簡単には設置できません。

ですからこの仕事をしていると、翌日も湿ったままの作業着を着て業務にあたることは珍しくなく、正直「こんなものだろう」と諦めに近い気持ちでいました。

しかし前任地の千葉支部で、業務用ロッカー型乾燥機を使う機会があり、その考えが変わりました。乾かされた作業着や靴は快適で、私も含めた社員からも大好評でした。そこで、群馬支部に赴任したタイミングで導入を検討し始めたというわけです。

作業場の一角に設置できるよう、条件は、家庭用電源(100V)で使えること、移動がしやすいこと。この条件に合う製品をさがしていたところ、「Windy DRY EX」を見つけました。

導入の効果

1.衣類だけでなく、機材の乾燥にも役立っている

導入してまだ1年経過していないのですが、ここ高崎でも隊員たちに大好評です。例えば、雨合羽や厚みのある作業服も速くて3時間、遅くとも一晩動かせばほぼ乾燥が完了するので、常にさっぱりした作業着で現場に向かえます。

衣類だけでなくタオル類、ロードサービスで使う機材、例えばロープなども乾かせるのも利点です。ロードサービスカーには機材をしまっておくスペースがあるのですが、当然ながら風通しなどは考慮されていません。結果、半乾きの機材をぎゅうぎゅうに詰め込んで現場に急行するので、常に機材は湿っている状態でした。ロープについた金具などの腐食防止など副次的な効果も期待しています。

また、ちょっとしたことですが、タイマーは重宝しています。依頼先で次の要請が重なると一日基地に戻れないこともあるため、2時間程度で電源が切れるようにセットしています。ずっとつけておくのは色々と問題があるので、とても助かっています。

建物1階の車庫の一角に置かれている「Windy DRY」。導入しているのは横幅広めの112EX。

作業着盗難のリスク回避のために、衣類が外から見えない「プライバシーウィンドウ」オプションも導入している。

2.今後について

今は県内の各基地に1台ずつ導入しています。当支部の評判が他支部に拡がれば、今後全国で導入が検討されることもあり得ると思います。どの現場も「なんか嫌だけど、こんなものだろう」と思っていますが、工事などが不要で簡単に導入できる業務用ロッカー型乾燥機があることを知らない人も多いためです。

実際に使っているロードサービス隊員から大好評なのは先程お話しいたしましたが、今後様々なメリットが生まれるかもしれません。例えば、現状「福利厚生として、新卒採用時に高い訴求力を持つ」といった目に見える効果があるわけではありません。しかし、地味ながら快適さの違いは、今後現場で働く社員に良い影響を与えることは間違いないと思います。

最近はスペアタイヤが車載されておらず、パンク時の救援が増えている。タイヤ貸出しサービスもあるが標準的なサイズのみで、結果けん引が必要なケースも多い。その場で完了しない案件が増えており、1回の対応時間が長いのが最近の傾向だという。



「雨天作業が多い」「乾燥室を作るスペースや予算がない」といった課題を抱える現場は、建設業や配送業、農業など様々です。Windy DRY EXは、こうした現場でもすぐに導入・活用できます。
「乾燥は贅沢ではなく、生産性と安全性の基盤です」
JAF群馬支部の導入事例から、あなたの現場でも一歩踏み出してみませんか?