活用事例

インサーター搭載型丁合機2300TZS-MRI

誰もが効率よく働ける作業環境を目指して

2021年10月06日


複合型丁合機

高橋 宗浩 様:京都新聞瀬田販売所 所長、京都新聞滋賀県支部 副支部長

TZS-MRI導入を決めた3つの理由

考えていた課題を全部クリアしたのがこの機械でした

1.人の手配が難しい昨今、機械があれば安心
私が瀬田店にきて10年になりますが、オープン当初はスタッフの平均年齢が70歳を超えていました。積極的な人員の入れ替えで平均50歳くらいにはなりましたが、やはり10年経った今は60歳くらいになっています。
私もそうですが、60歳近くになると体力的にもできないことが増えていきますよね。

昨今は人の手配が難しくなってきていますし、これからの時代、機械化できることは機械に頼っていくべきだと考えていました。

2.社員が新しい業務に専念できる環境を整える
今は新聞販売店もセカンドビジネスが必要になってきている時代です。
社員が新しいビジネスや他の業務に時間を割くためにも、朝刊作業はなるべくアルバイトに任せたいという思いがありました。アルバイトで週3日ずつ働ける人がいれば、私たちの仕事はなんとかまわるので。

しかし、手入れによる朝刊作業は職人芸のような仕事。早い人は1時間に2000〜3000部の中入れができますが、遅い人は1000部も難しい。朝刊作業のアルバイト化を進めるためには、誰もが効率よく作業できる環境を整える必要がありました。

TZS-MRIを使えば、ある程度のスキルで誰でも朝の作業ができるようになるので、朝刊作業のアルバイト化が実現できると考えました。

3.毎日つかう機械だから、有効に活用したい
プレッシオの機械を使って何十年も経ちますが、私の店で丁合機を使う時間は1日あたり1時間くらい。必要な機械ではありますが、正直大きくて場所をとる機械なので、1日1時間しか使わないのはもったいないと感じていました。せっかくなら他にも有効に使える用途はないだろうかと。

TZS-MRIは1台で丁合と中入れ作業ができる複合型の機械だと聞いて、これこそ私が求めていたものだと感じました。

導入の決め手

従来のインサーターよりも省スペースで設置できる

決め手はやっぱりスペースですね。
丁合機だけでも場所をとるのに、インサーターもいれたら余計に場所をとります。
他のメーカーにもインサーターが便利だと長年すすめられてきましたが、横に幅をとる大きな機械なので、ずっと断り続けてきました。
でもTZS-MRIは丁合機の横に”ポン”とインサーターがついた横に幅をとらない機械なので、話がきたときは、ほぼ即決でした。

朝刊作業は夜中に行うので、機械音が近所のクレームにならないかという心配はありましたが、私の店は環境に恵まれており、問題ありませんでした。
店の後ろと左右はガレージになっているうえに、向かい側には居酒屋などが入った雑居ビルがあり、近くのJRでは夜中に貨物列車が走っています。もともと賑やかな立地で近所に迷惑がかからない環境だと思ったことも即決の理由です。

得られた効果や使用感

作業効率があがり、スタッフにやさしい現場になった

非常に効率が良くなりました。
以前は4人で行っていた作業を、新聞の梱包をほどく人と機械を動かす人の2名でできるようになったので、スタッフにやさしい作業現場になったと思います。
この機械を導入してから、手入れをしている人はいません。

機械の操作に慣れた今では、1時間で2000〜2600部くらいの作業が安定してできています。0時40分ごろに新聞が届き、1時半くらいには作業が終わるので、約1時間ですね。

手入れがない分、配達員が早く配達に出られるようになりました。早く終わった分、早く帰るのか、空いた時間がもったいないから配達部数を増やすのか、人によって好きな働き方を選択できるようになりました。

また、機械を動かしているのはほとんどアルバイトです。私や社員が作業することもありますが、思い描いていた朝刊作業のアルバイト化が実現できているので、私の目指す店づくりの一環としても、導入してよかったと思っています。

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