配達アプリは「クラウド」が断然あんしん!
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「クラウド」の配達アプリは便利、集金・お客様情報を「クラウド」で管理すると楽ちん!こういった言葉が業界内でも聞かれるようになりました。でも、クラウドってなんだか危なそう…。情報漏洩、ウイルス感染、ハッキング…不安は尽きません。実は、クラウドで情報を管理するのは、紙やパソコンでの管理よりずっと安全なのです。
クラウドが安全な3つの理由
1. 24時間、365日、プロのチームがデータを見張っているから
2. 「守るプロ」が使う仕組みは、常に最先端だから
3. 台風・地震に耐えうる場所にデータの控えがあるから
プレッシオのクラウド型新聞販売店支援システム『Bizpre』も、安全だからクラウドの仕組みを使っています。ちなみに、使いやすい仕組みを低コストでご提供できるのも、クラウドの強みです。適正な価格で安全をお届けできるから、プレッシオは「クラウド型」の新聞販売店支援アプリの『Bizpre』を開発したのです。
1. 24時間、365日、プロのチームがデータを見張っている?
クラウドのデータとアプリは、24時間、365日監視がなされています。少しでもいつもと違うことがあった場合、すぐに対応がなされます。
例えばハッカーなど悪意のある第三者が、パスワードを見破るために入口の鍵を開けようと試みることがあります。このタイプの犯人は特徴的な動きをすることがわかっているので、その動きを察知した場合、データを守る仕組みや人が、すぐに犯人からの接触を遮断します。
大きな「クラウドの仕組み」を提供している企業には、必ずこうしたデータを扱う「プロのチーム」が存在しています。同時に、各企業では過去の犯人たちの手口を分析した「自動で動く守りの仕組み」をつくり、より迅速な対応を行える態勢を整えています。
データを狙う犯罪者は世界各地に存在しており、その数は増え続けています。そのため、データを守るプロは24時間365日、見張り続ける必要があるのです。
2. 「守るプロ」が使う仕組みが最先端なわけ
世界中の「データを守る仕事を担うプロ」は、ハッカーなど悪意ある第三者の情報を共有しあっています。また、「自動で動く守りの仕組み」を専門で作る人・提供する企業も存在します。
データは私たちの生活に欠かせないもの。加えてその量は加速度的に増えています。盗んだり壊したりすると甚大な被害が生じるものが増え続けているので、守りを堅牢化せざるを得ません。結果として、守りが堅牢になればなるほど、盗みを働く犯人の手口も高度化していくのです。
こうしたイタチごっこへの対処は、もはや一つの企業や一部の専門家だけの力では難しくなっています。こうしたことを理由に各地の専門家は情報を共有しあい、より強固な守る仕組みを日々進化させているのです。
3. どうして台風や地震が来ても安心なの?
台風や地震などの災害が来ても大丈夫なのは、「安全な場所」にデータとそれを管理する仕組みがあるからです。では、「安全な場所にある」とはどういうことでしょうか?「安全な場所」と今、この文章を見ているパソコンとは何が違うのでしょうか?
そもそも「クラウドの仕組み」って何なのでしょうか?
クラウドって、そもそもなに?
ざっくり言うと「いまこの文章を読んでいるスマホやパソコンではなく、手元のスマホやパソコンとインターネットでつながった外部のコンピューター、言い換えれば銀行の貸金庫のような場所でデータを管理・整理する仕組み」です。
WordやExcelなどは、手元のスマホやパソコンに入っているソフトで、書いた文章や入力した数字は手元のスマホやパソコンに保存されます。
一方、クラウドの仕組みは、銀行の貸金庫である「預ける専用パソコン」に保存されているデータを、手元のスマホやパソコンにリアルタイムで呼び出し表示させています。「リアルタイム」なので、手元で見た文章や数字を手元で修正・追加した場合、銀行の貸し金庫である「預ける専用パソコン」に保存されている文章や数字も最新のものになります。
手元のパソコンで今見ている文章や数字は、「預ける専用パソコンから呼び出しているだけ」。ですから、手元のスマホが水没したりパソコンが壊れても、データは守られるというわけです。
なお「預ける専用パソコン」は、一般的に自家発電装置が備えられた、耐震・制震・免震構造の「専用の建物」の中で守られています。いわゆるデータセンターというもので、建設前には地盤調査もしっかり行うなど安全性を第一に考え作られています。
さらに最近「クラウドの仕組み」を扱う企業の多くが、「データセンター」を各地に分散させる傾向にあります。ある地域で大規模な災害があっても大丈夫なように、企業もリスクを常に考えているのです。
Bizpreの安全の仕組み
Bizpreはプレッシオが開発していますが、ベースは次の大きなクラウドの仕組みも使っています。
1. 分かりやすく整理して管理をする仕組み『Salesforce(セールスフォース)』
2. 大量のデータを安定してやり取りするための仕組み『アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)』
3. 監視のための最新情報とツールを提供する仕組み『yamory』
一昔前はベースも自社で開発することが多く、開発されたソフトもパソコンに入れるのが主流でした。変化の理由のひとつが、先ほども述べた「データの量が日々増大していること」「盗みの手口が高度化したこと」に伴う、守る仕組みの堅牢化です。
もちろん常に新しい技術を活用しながら、大量のデータを安全に厳重に管理・保管する方法もあります。しかしその難しさゆえ、その費用も高額化しているのが現状です。
これが、お客様に、安全な仕組みを適正な価格で提供するために、クラウドを使うことが主流化した理由です。
なお、3. の『yamory』については初めて耳にする方もおられるでしょう。クラウドの仕組みをベース・部品としアプリを開発するケースが増えるなか、新たな課題が浮かび上がりました。それが「ベース・部品の安全性はどう担保する?」という点です。
現在、国内だけでなく海外でも国家レベルでこの課題への対処がなされています。そこで注目されているのが、使っている部品が作られる過程まで安全を担保する「SBOM(Software Bill of Materials)」という考え方とそれに基づくツールです。
『yamory』はその唯一の国産ツール。経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課が取りまとめたSBOM(Software Bill of Materials)の導入に関する手引にも掲載されています。
『Bizpre』は、この最先端の安全の考え方と仕組みを取り入れています。つまり。部品レベルまで安全性を考えた配達アプリが、『Bizpre』なのです。
クラウド以外の管理・保管の方法
それでも別の方法で管理したい。そんな場合は、少し前は主流であったソフトをパソコンに入れる「オンプレミス」の仕組みがあります。
ここで気を付けたいのは、この場合販売店様が「データを守る仕組みを常に最新に保つ必要がある」ということです。災害時の対応にも気を付ける必要があります。コンピューターは水に大変弱く、水害時にパソコンもろともデータが使えなくなることもあります。ですから、様々な対策を打つ――例えば、事務所内の安全な場所にパソコンを置き、いざというときどう守るかを決めておく――ことなども必要です。
つまり、オンプレミスの仕組みの場合、販売店様側で気を付けなければならないことが増えるのです。
「だったら、災害時でもすぐに持ち出せる台帳や帳簿で管理したい」。そうお考えの方もおられるでしょう。しかしすぐに持ち出せるということは、紛失・盗難も生じやすいということ。しかも台帳や帳簿は、一目見れば誰でも読者の名前や住所など記載されている情報を理解できてしまいます。
その点もクラウドは安心です。そもそもデータは手元でなく貸金庫にありますし、データにアクセスするためにはパスワードが必要です。さらに、クラウドでは一般的にデータは暗号化され管理されています。ですから単に漏れただけでは、見て理解するのは難しいといえます。
まとめ
この夏は南海トラフ地震のリスクが上がったり、台風とゲリラ豪雨と洪水が生じたりと「突然やってくる大きな災害」に直面し、今までになかった危険性を感じる方も多いでしょう。
もちろん「クラウドの仕組み」も万全ではありません。例えば、「パソコンに付箋でパスワードをメモする」などは、金庫の前に鍵を置いておくのと同じことです。
家の鍵も車の鍵もしっかり保管し管理する。それと同じ防犯意識がありさえすれば、クラウドは台帳・帳簿やオンプレミス型アプリよりずっと安全なのです。ちなみに鍵の紛失や盗難時の対応も、クラウドの方が断然手間がかかりません。物理的な鍵の場合は付け替などの時間・コストも大きくなりますが、クラウドの場合は手元で変更できるためです。
「クラウドの仕組み」を活かした、安全な配達アプリ。一度、導入を考えてみることを、私たちはオススメいたします。